人財育成
人財に関する考え方
ID&Eグループでは、人財が最大の経営資源であり、価値創造の源泉であると考えています。このため、従業員一人ひとりがプロフェッショナルとしての役割を自覚し、成長を感じながら、存分に能力を発揮し、働きがいをもって活躍することができるよう、研修・セミナーを充実させるだけでなく、人事制度、および継続的に能力を開発するためのシステムを整えています。
人財育成・能力開発のための研修・制度等
研修・セミナー |
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制度 |
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システム |
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- ※1Technical Developmentの略で、専門性形成に向けたキャリアビジョンを自ら描くID&Eグループ独自の研修。
- ※2Multi Seed Programの略で、技術者育成のため、原籍とは別の部署に一定期間在籍させる人事交流制度。
新卒採用の増強
当社では、日本国内での国土強靭化計画や世界でのインフラ需要に対応するべく、従業員の増強を行っています。特に、グループの将来を担う新卒採用を2019年より大幅に増やす計画とし、毎年150名以上を採用しています。この規模での採用は継続して実施し、入社後の教育プログラムを拡充させています。
技術士数の増強
国内の建設コンサルティング業務は技術士という国家資格保有者が実施することが要求されており、多数の案件を入札するためには、技術士の有資格者を確保する必要があります。当社グループには建設部門をはじめ、総合技術監理部門、応用理学部門、上下水道部門などに技術士を1,743名擁し、技術士数は業界トップを誇ります。技術士資格の取得を促進するため、従業員の資格取得に向けた「技術士試験受験支援セミナー」を毎年開催しています。
ハイブリッド人財育成
国内外の両方の業務に従事する人財を「ハイブリッド人財」と称し、その比率を増やしていく計画としています。組織全体でのグローバル展開を目指すとともに、リスクヘッジの観点からも要員リソースの効率的配置を行い、リスク影響を最小限にとどめるオペレーションを実現させています。ワークライフバランスの観点からも、ライフステージに応じた多様な働き方ができる企業集団にすることが狙いです。
一方で、国内外では業務の進め方が大きく異なることからハイブリッド人財特有の課題が生じることが想定されるため、アンケートによる実態把握を行い、労務面および人事評価などの整備を進めるとともに、海外業務に必要な語学、プロジェクトマネジメント(PM)、安全管理等の研修を強化しています。
人財育成方針
人財育成においては、自らが主体的に能力向上に取り組むことがとても大切であると考えます。
そこで当社は様々な支援制度を通じてその主体的な取組みをサポートとするとともに、成長の段階に応じて、また役割が変わる節目において研修を受けられるよう体系化しています。研修を通じて役割に対して自覚し、マインドセットを変えるきっかけとなるようにと考えています。
人財が最大限に能力を発揮するためには、専門技術力だけでは十分とはいえません。共通ビジネススキルである論理的思考や戦略的思考、財務会計や企業法務などに関する知識、そして組織やプロジェクトを運営しメンバーと一緒に協力しながら目標を達成するためのマネジメント力、これらの様々な知識を習得し、能力が総合的に発揮されてこそ“いい仕事”ができると考えています。
また、安心して仕事に専念できる就業環境を整備するために必要なメンタルヘルスやハラスメント予防に関する知識を持ち意識的に行動すること、そして個人の生活設計にとって重要なライフプランに関する知識を持つことも重要です。
このような様々な観点からテーマ・目的を設定し従業員がより活躍できるよう研修を実施しています。
研修を受けることは、知識や能力を修得するだけではなく、業務上あまり接点が無い部門の社員と意見を交わし、また情報交換をする機会にもなります。このような交流を通じて色々な刺激を受け、また新しいネットワークが広がり、それを仕事に活かす場にもなると考えています。
加えて、受講機会を多く提供するため、研修のオンライン化を積極的に進めています。実際に海外出張先から研修参加することも日常的に行われています。知識修得を主目的とする研修はE-learningや録画コンテンツ(アーカイブ化)を充実させ、都合のよい時間に繰り返し受講できるようラインナップを充実させています。
さらに、研修以外にも「資格取得奨励金制度」や「通信教育支援制度」など自己啓発に対するサポート制度も充実させています。
研修体系
ID&Eグループの研修体系
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目的 | プログラム | 概要 |
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求められる技術・スキルの獲得 | スキルアッププログラム |
ビジネススキル分野(一例)
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その他 |
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キャリアプランの構想 | キャリアプランニング |
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階層別の役割認識 | 階層別教育 |
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全社員共通に求められる知識の獲得 | その他 |
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取組み事例
ID&Eグローバルアカデミー
当社グループは、2030年を見据えた長期経営戦略「ID&E グローバル戦略 2030」の共創施策の一環として ID&Eブランドの体現に取り組んでいます。人財育成においてはグローバル人財育成、経営人財育成、DX人財育成を重点課題とし、ID&Eグループ全体で、“卓越した専門性・高い倫理観・深い洞察力とマネジメント力を持つ人財”の育成を目指し、「ID&E グローバルアカデミー」を2024年7月1日に設立しました。
ID&E グローバルアカデミーは、ID&Eグループの全従業員がともに成長するための共創ラーニングエコシステム注であり、世界で活躍するために必要なスキル、知識、情報を学習できる環境を提供していきます。
- 注)従業員が自身のスキルやキャリアに合わせて目標達成に必要な学びを効果的かつ効率的に得るための循環型の環境を形成する人財育成基盤のことであり、タレントマネジメント、教育研修、ステークホルダーとの共創の3つの機能から構成されている。
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