気候変動への対応
気候変動への考え方
当社グループは、これまで、温室効果ガスの吸収・削減を目的とする「緩和」策、および、気候変動がもたらす様々な影響に備える「適応」策の両面から、気候変動/脱炭素社会の実現に関連する技術サービスの提供及び事業運営に積極的に取り組んでまいりました。今後、さらに深刻化する気候危機に真正面から取り組み、都市開発、交通、森林保全、再生可能エネルギー、防災・減災等の多岐に亘る分野において、当社の様々な技術を通じて気候変動課題解決に貢献します。
また、「サステナビリティ基本方針」に則り、自然環境と生活環境の調和した、より豊かな社会環境の創造を目指すべく、2030年までに当社主要グループ会社において温室効果ガス(Scope1、Scope2相当)の排出量実質ゼロを目指します。
2023年9月、ID&Eホールディングスとして気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に賛同表明し、TCFD提言に基づく更なる情報開示を進めています。
TCFD
2023年9月、ID&Eホールディングスとして気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に賛同表明しました。
最新の開示内容はこちら(最新開示時期:2024年4月)
気候変動への取り組み
ポータルサイト NK-ClimVault
気候変動予測のための補正技術を開発し、主要都市の降雨・気温の将来気候予測情報を無料で取得できるポータルサイトNK-ClimVaultを公開しています。精度の高い基礎情報を誰でも取得できるツールとして、気候変動適応ビジネスやさまざまな分野の研究での活用が可能です。
https://nk-climvault.com/NKRE100
当社の本社を含む3拠点に自社が運営する水力発電所から電力を供給することで、使用電力を再生可能エネルギー 100%とする実証事業「NKRE100」の取り組みを実施しています。
その他の外部イニシアティブへの参画
GXリーグ
当社は、経済産業省主導の「GXリーグ基本構想」に基づき設置された「GXリーグ」に参画しました。
「GXリーグ」は、2050年の我が国のカーボンニュートラル達成を目指して、企業、官公庁や教育・研究機関等が手を取り合い、GX(グリーントランスフォーメーション)へ挑戦し、経済社会システムの変革や新たな市場形成のために議論・実践していく場として設立されました。
今後、当社グループは、温室効果ガス排出削減目標等のデータ登録を進めてまいります。
「チャレンジ・ゼロ」宣言
当社グループは、一般社団法人 日本経済団体連合会が日本政府と連携し進めている気候変動に関するイニシアティブである、「チャレンジ・ゼロ」宣言に賛同しています。
「チャレンジ・ゼロ」は気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」が長期的なゴールと位置づける「脱炭素社会」の実現に向け、企業・団体がチャレンジするイノベーションのアクションを、国内外に力強く発信し、後押ししていくことを狙いとしています。
気候変動パフォーマンスデータの開示
オフィスや工場等での省エネ活動の推進や、工場での太陽光発電の活用等によりCO2排出量は減少傾向にあります。
エネルギー消費量を抑制するとともに、自社拠点(本社、研究所、製造拠点)に自社で運営する水力発電所由来の再エネ100%電力を供給する取り組みなどを行っています。
当社グループは、TCFD提言に基づき、気候変動関連の透明性かつ信頼性の高い情報の開示を目指しています。
今後、さらなる環境情報開示の拡大・深化を進めながら、同時にGHG排出量ならびにエネルギー排出量の削減やカーボンオフセット活動も積極的にすすめてまいります。