生物多様性保全

生物多様性保全の考え方

私たちの社会は、生態系サービスの恩恵を受けて成り立っています。生物多様性を保全することは持続可能な社会を構築する上で欠かせません。当社グループは、生物多様性の保全を重要な環境課題と捉え、「グループ・サステナビリティ基本方針」に定めています。また、従来の日本工営グループの「環境配慮10箇条」において、環境影響評価(アセスメント)に積極的に取り組むことを定めています。また、種の多様性保全に直接的に貢献する事業活動および研究活動を行い、生物多様性保全の取り組みを各国で推進しています。

生物多様性保全の具体的な取組み・活動

パプアニューギニアの生物多様性保全

パプアニューギニア独立国は、世界で最も豊かな生物多様性を有する地域のひとつです。同国の憲法には、自然資源および環境を国民と将来の世代のために保全・利用することが明記されており、国家生物多様性戦略(NBSAP)および行動計画が制定されています。しかし、関係政府機関や地域住民などの連携が弱いこと、政府機関の資金・能力が十分でないことから、各種施策が十分に行われていないという課題がありました。
当社はこの課題に対し、国レベルのガバナンス・管理方法の強化策を策定し、保護区管理モデルの構築および地域住民と連携した自然資源の持続的管理の強化を行いました。複雑で多様な生命のつながりの維持に貢献しています。

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